同棲中の生活費ってどう分ける?役割分担の方法やメリット・デメリットについて紹介

同棲をしていくなかで、切っても切り離せないのがお金のやりくりですよね。

しかし、生活にかかる費用をどう分担するか、どちらがどの程度負担するのか…といった悩みを持っている方も多いと思います。

ふみ
お互いの収入によっても、どんな分け方がベストなのかって変わってきますもんね…。

そこで今回は生活費を分担する際の方法や、それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。

周りの同棲カップルはどのように生活費を分担しているのか

【引用】同棲の生活費、どっちがどれだけ負担すべき? – マイナビニュース

まずは、周りの先輩カップルがどのように生活費を分けているのかについて確認していきましょう。

2016年にマイナビニュースが未婚の男女300名に対して行ったアンケートによると、「同棲している」と回答した方のうち、生活費の分担方法は以下のような内訳になっていたそうです。

1位 生活費・家賃をすべて合計した上で均等に支払う 37.9%
2位 どちらかが家賃・生活費すべてを全額負担 27.6%
2位 生活費・家賃をすべて合計した上で収入に応じてそれぞれが支払う(彼氏が6割、彼女が4割など) 27.6%
4位 片方が家賃を負担、もう1人が食費などその他を負担 3.4%

【引用】同棲の生活費、どっちがどれだけ負担すべき? – マイナビニュース

このデータを見る限り、生活費の分担方法に一極化しているものはなく、カップルによって様々だということがわかります。

また生活費の分け方については、大きく以下の4つに分けることができそうです。

  1. 生活費を合計し、2人で均等に分担
  2. 片方が生活費を全額負担
  3. 生活費を合計し、収入に応じてそれぞれ分担
  4. 生活費の項目ごとにそれぞれ分担

生活費の分け方と、それぞれのメリット・デメリット

ふみ
さっきのアンケートを見る限り「2人で均等に折半」が多いみたいだけど、どの分け方が自分たちには合っているのかな…?

周りの先輩カップルがどのように生活費を分担しているかはわかったものの、やはり「自分たちにはどの分け方がいいのか?」といった部分が気になるところですよね。

そこで、ここから先は各分担方法のメリット・デメリットや、どんなカップルに向いているかかについて紹介していきたいと思います。

【完全折半タイプ】生活費を合計し、2人で均等に分担

  • お財布の管理や計算が比較的簡単
  • お互い同程度の収入を持つカップルにおすすめ
  • お互いの収入を把握してなくても運営が可能
  • 収入が異なる場合、どちらかの負担が大きくなる

「完全折半タイプ」の一番のメリットは、同じ額を2人で負担するため不公平さがないところ

細かい計算や配慮も特に必要ないため、毎月の家計計算を比較的スムーズに行うことができます。

また「同棲を始めたはいいけれど、相手がどの程度稼いでいるのかわかってない…」という方もいらっしゃるかもしれません。

この方法であれば、お互いの収入を把握してなくてもケンカせずに生活費をやりくりすることが可能で

ふみ
たしかに、付き合いたてとかだとお金の話って切り出しにくいですもんね…。

一方でデメリットとしては、お互いの収入に差がある場合、どちらかの負担が大きくなってしまう点になります。

そのため、共働きでない方や年が離れているカップルにとっては、別の方法も視野に入れた方がよさそうです。

【一方負担タイプ】片方が生活費を全額負担

  • お財布の管理や計算がいらない
  • どちらかが働いていないカップルにおすすめ
  • 公平性に欠けるため、相手に不満が生じてしまう可能性も

どちらかに収入がない、いわゆる片働きのカップルにとっては圧倒的に「一方負担タイプ」がおすすめです

相手の収入=生活費に回せる額 になるため、管理がシンプルですし混乱することもありません。

ただし、どちらかがすべての負担を背負う形になるため、運用の仕方によっては相手に不満をもたらしてしまう場合があります。

そのため、「生活費をお願いする代わりに家事はすべて受け持つ」など、事前によく相談したうえでお互いにできることを分け合って協力するようにしましょう

【平等分担タイプ】生活費を合計し、収入に応じてそれぞれ分担

  • お互いの収入に応じて分担することができる
  • 収入に偏りのあるカップルにおすすめ
  • お金の管理や計算に手間がかかる
  • 家事などの分担でケンカになってしまう可能性も

お互いの収入に差があるカップルの場合は、「平等分担タイプ」であればどちらかに負担がかかることなくやりくりすることができます

この方法のメリットは、言葉の通り生活費を平等に分担できるところ。

そのため、金額差があってもお互いに不満を抱くことも少ないですし、余ったお金をそれぞれ貯蓄に回す…といった運用もしやすいです。

また「自分の方が収入低いけど、男だし多めに払わなきゃ…」と感じている男性にとっては、こういった提案を女性からしてあげると非常に助かる部分もあるかと思います。

ふみ
たしかに!こういう話って、男の人からはしにくい内容だもんね…。

一方で、デメリットとしてはお金の管理や計算にやや手間がかかってしまう部分になります。

そのため、やりくりするのであれば

  • 毎月の生活費に応じて、それぞれから支払う額を決める
  • 毎月決められた額を共通口座に振り込み、そちらから生活費を支払う

このような方法で運用することをオススメします。

また生活費の負担が平等な分、家事などの分担でケンカになりやすいといった課題もありますので、そのあたりもお互いでよく相談しておくようにしてくださいね。

【項目分担タイプ】生活費のカテゴリごとにそれぞれ分担

  • それぞれで生活費を負担するため、お財布の管理や計算が楽
  • お金の移動や受け渡しを減らしたいカップルにおすすめ
  • 頑張り次第では、担当する項目の出費を減らすことも可能
  • 公平性に欠ける分け方の場合、相手に不満が生じてしまうことも

カップルによっては、「お金の受け渡しが面倒」「口座をいくつも持つのは嫌!」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

そんなカップルには、「水道・光熱費」や「家賃」といったカテゴリごとに担当を決める「項目分担タイプ」がぴったり

それぞれで個別に生活費を負担するため、わざわざ共通のお財布を持ったりむずかしい計算をする必要もありません。

また出費の内訳を見直し節約を意識することで、頑張り次第では自分の負担を減らすことも可能です

ただし、あきらかに一方で負担がかかるような分け方にしてしまうと、相手の不満を買ってしまう場合もあります。

そのため、話し合う際はお互いが納得する方法を模索するよう意識してみてください。

お互いの収入や生活スタイルにあわせて分担するようにしよう

この記事では、同棲中における生活費の分け方やメリット・デメリットについて紹介しました。

分担方法を相談するうえでは、それぞれの収入を把握したうえで負担額を決めることが大事になってきます

「お金の話はちょっと切り出しにくい…」と思う方もいるかもしれませんが、より充実した同棲生活を送るためにも大切なポイントです。

ぜひこの記事を参考に、お互いの納得のいく生活費の分け方を模索してみてくださいね。

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