二人暮らしを考えているカップルにとって、両親への挨拶に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結婚ならまだしも、同棲の場合はするべきなのか?どう切り出せばいいのか?…悩ましい部分ですよね。
そこで、この記事では同棲前の挨拶について知っておきたいことや、気を付けたいポイントについて紹介したいと思います。
同棲前の挨拶って必要?
【引用】同棲前の挨拶は結婚への近道!服装・手土産・NGワードを徹底解説 – MENJOY
『MENJOY』が男女500人に対して行ったアンケートによると、半数以上の方が「挨拶するべき」と回答しています。
つまり両親側としても、結婚報告だけでなく同棲前の挨拶も望んでいる可能性が高いということです。
実は、私の父親も「同棲するなら、結婚を前提に挨拶に来なければ認めない!」といったタイプの人間でした。
そのため渋々挨拶に向かう形となったのですが、結果的には挨拶をしておいて良かったと考えています。
この先では、その理由についていくつか紹介していきたいと思います。
お互いに認知していた方が安心できる
せっかく念願の二人暮らしが始められたのに、両親に同棲を隠しているせいでいつバレるかひやひや…というのは避けたいですよね。
事前に挨拶を済ませておけば、後ろめたい思いをすることなく2人で堂々と過ごすことができます。
また親としても、自分の子と暮らすのがどんな人かわかっていないのは不安に感じるものなのだそうです。
お互いに相手を知り安心するといった意味でも、挨拶はきちんと済ませておくべきかと思います。
何かあった時に、親への援助が受けやすい
たとえばどちらかが病気で倒れた時や、何かトラブルがあった時…。
二人暮らしをする際には、いざという時親に頼れるような状況を作っておくことも大切です。
特に、賃貸を契約する時には「連帯保証人」を立てる必要が出てきます。
家庭的な事情がない限り、ここでは両親を保証人として契約を行うのが一般的。
2人で協力して暮らしていくにしても、どこかで親の助けが必要になる場面というのは出てきます。
そんな時のためにも、「一緒に住んでいる相手がどういう人間か」はきちんと伝えておくようにしましょう。
結婚までの道筋が立てやすい
一緒の家で暮らしていくとなると、どうしてもお互いの嫌な部分が目についてしまうもの。
せっかく良好な関係を気づきたくて同棲を始めたのに、それがきっかけで別れてしまったり…という状況も当然あり得ます。
事前に両親に挨拶を済ませておくことで、相手に対する自分の覚悟をきちんと伝えることができます。
また結婚することになった際も、すでにどんな人間かわかっているので、心の底から祝福してくれるはずです。
一方で「結婚とか意識せず、もっと気軽に同棲したい…」と感じている方にとっては、逆にプレッシャーになってしまうかもしれませんね。
以前の記事でも書いたのですが、実は結婚を視野に入れていない場合の同棲というのは、あまりメリットが多くないのです。
よろしければ、「結婚前の同棲ってあり?カップルが一緒に暮らすメリット・デメリット」も読んだうえで、改めて同棲するかしないかといった点についても相談してみてください。
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挨拶をするタイミングは?
部屋探しも契約も済ませた段階で、いざ挨拶!…となってしまうと、両親の許可が得られなかった場合の手続きが面倒になってしまう可能性があります。
また、ある意味で事後報告という形にもなってしまうため、誠実さを欠いていると判断されかねません。
そのため、同棲の挨拶は部屋探しを始める前のタイミングで行うのが望ましいです。
具体的には、入居予定日の1~2か月以上前に訪問できれば問題ないでしょう。
挨拶をする際の服装は?
色々な意見があるとは思いますが、両親の性格や挨拶する場所を考慮したうえで判断するのが無難ではないかと考えています。
挨拶する場所がちょっぴりお高めの料亭であったり、厳格な両親の場合はスーツなどのフォーマルな服装を。
逆にかしこまった場が苦手な両親の場合や、「堅苦しい服装でなくて大丈夫」と言われている時は、清潔感を意識したオフィスカジュアルなものを選ぶようにしましょう。
Tシャツやサンダルなどのカジュアルすぎる服装は、相手に不信感をもたらしてしまう可能性もあるためNGです。
挨拶という大切なシーンですので、身なりなどはきちんと整えたうえで臨むようにしましょう。
挨拶する際に気を付けておきたいポイント
相手の両親は、自分の子供と付き合っている子がどういう人間なのか、同棲させて問題ないかどうかといった点がきっと気になっているはず。
挨拶当日は自分の好印象な部分を見せて、少しでも両親が安心できるようにしてあげたいですよね。
この先では、挨拶の際に気を付けておきたいポイントについても、いくつか紹介していきたいと思います。
手土産はパートナーと相談したうえで選ぶ
手土産を購入する際は、パートナーと相談したうえで両親の好みに合ったものを選ぶのがベストです。
特に、嫌いな食べ物やアレルギーなどがあれば、事前にしっかり聞いておくようにしましょう。
価格帯としては、高価なものだと気をつかわせてしまう可能性もあるので、3,000~5,000円程度のもので選べば問題ありません。
また、手土産におすすめなのは常温での保存が可能な日持ちのするお菓子や食べ物類。
遠方へ挨拶に向かう際も保冷剤の心配がいりませんし、いただいた方も気兼ねなく食べることができます。
購入する際は、相手の地元付近で場当たり的に選ぶのではなく、自分の住んでいる場所で余裕をもって選ぶようにしましょうね。
パートナーや両親の呼び方に注意する
両親の前でパートナーのことを呼ぶときは、必ず名前に「さん」づけで呼ぶようにしてください。
呼び捨てだと「自分の子が大切にされてないのでは」といった誤解されてしまうかもしれませんし、あだ名呼びはマナーがなっていないと思われかねません。
また、両親のことも「お父さん・お母さん」ではなく、「ご両親」「お二人」「○○さんのお父様・お母様」と呼ぶようにするのが礼儀。
少し堅苦しく感じるかもしれませんが、誠実さを見せるためにもしっかり場をわきまえるようにしておきましょう。
最低限の敬語やマナーは守るようにする
たとえ両親とはもともと面識があったとしても、同棲の許しを請うとなれば話は別。
いざという時にきちんとできていないと、自分の子を任せることに不信感を持たれてしまうかもしれません。
挨拶当日は節度を持って、最低限の敬語やマナーは守るようにしておきましょう。
挨拶をきちんと済ませて、気兼ねのない同棲生活を
この記事では、同棲前の挨拶について知っておきたいことや、気を付けたいポイントについて紹介しました。
パートナーの両親にご挨拶…となると緊張しますし、どうしても気おくれしてしまうものですよね。
しかし、自分の子が見知らぬ相手と一緒に暮らすというのは、両親にとって想像以上に不安に感じるもの。
この先のことを考えるのであれば、同棲前の段階で自分がどんな人間なのかを相手に伝えておくことも大切です。
お互いが納得したうえで気がかりなく同棲生活が始められるよう、挨拶は事前にきちんと済ませておくようにしましょう。