できるだけ二人でいる時間を増やしたい…そんな思いから、同棲を考えるカップルも多いと思います。
でも「結婚前の同居は別れやすい」なんて噂も聞きますよね。実際のところはどうなんでしょうか?
今回は、カップルが結婚前に同棲する場合のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
結婚前に同棲したカップルのうち、別れているのは25%
– 出典:【めちゃコミック調べ】
2018年に「めちゃコミック(めちゃコミ)」が男女2,204名を対象に行ったアンケートによれば、同棲した結果別れたカップルは約4分の1程度なのだそうです。
近年では、落ち着いて結婚準備を進めるために同棲を始めるパターンも珍しくないようです。
つまり婚約中に一緒に住み始めるカップルが増えているからこそ、このような結果になっているのかもしれませんね。
結婚する前に同棲するメリットは?
まずは、結婚前に同棲することのメリットから見ていきましょう。
同棲に魅力を感じない方の意見として多いのは、「籍を入れてからならともかく、別れるリスクしかないのに一緒に住む理由がわからない」といったものではないでしょうか。
たしかに、二人暮らしを始めるにはそれなりのお金と時間がかかります。
そのなかでお互いイライラしてしまって、結果喧嘩になったりギクシャクしてしまったり…といったこともあるかもしれません。
では、同棲をすることによって得られるメリットとしては、どのようなものがあるのでしょうか?
結婚してからの「こんなはずじゃなかった…」を避けることができる
結婚を考えている間柄だとしても、実際住んでみないと気づけないような点はあります。
たとえば、家事分担に対するお互いの考え方や、洗濯・掃除の頻度、休日の過ごし方といったような細かい部分です。
そのなかで、どうしても許せない部分があると判明した場合、結婚した後だと取り返しがつかなくなってしまうのです。
つまり、「結婚を前提としたうえでの最終確認」の意味合いで考えると、同棲はかなり有力な手段になります。
家事や金銭的な負担を軽減できる
お互いに一人暮らしであれば、一緒に住むことで家事や生活費の分担が可能になります。
ただし、実家暮らしや会社の寮から出る場合であれば、当然同棲をしない方が出費が少ないです。
加えて家具・家電を新しく買い足す必要も出てくるため、デメリットの方が大きくなってしまう点には注意してください。
結婚する前に同棲するデメリット
逆に結婚前に同棲をしたい方の意見として多いのは、「一緒にいる時間を増やすことができる」といったもの。
将来を見据えているからこそ、お互いに忙しいせいですれ違い生活に…といった状況は避けたいですよね。
ではそんな中で、同棲によるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?こちらについても同様に見ていきましょう。
結婚しなくても問題ない関係になってしまう
同棲生活といっても、籍を入れてないこと以外は結婚してからの生活とほぼ違いがないです。
そのため、最初は結婚を見据えていたとしても、「今のままでも居心地いいし…」と次第に考えなくなる可能性があります。
結婚には当然責任が付きまといますし、それなりのリスクも発生します。
けれども、目的のない同棲をただだらだらと続ける…といった状況は避けたいですよね。
そのためにも、
- 同棲の期限を決める
- お互いに結婚の意思があるかどうかを確認しておく
以上の点はきちんと確認しておいたうえで、同棲を検討するようにしましょう。
別れた場合のお金・家具家電の扱いが面倒
結婚してからの離婚であれば、法律によってお互いの財産を分けることが可能です。
ただし、結婚の意思を確認せずに同棲していた場合、長年一緒だったとしても財産分与の対象にはならない可能性が高いです。
よって、お金や家具の問題は当人同士で解決する必要があります。
「これから同棲して仲良く過ごそうと考えているのに、そんなマイナス面なんて考えたくない」という方もいらっしゃると思います。
ただ、二人暮らしを始めるうえでかかる出費は決して安くはないです。一緒にいたいから、という気持ちだけでなんとかできるものではありません。
厳しい意見かもしれませんが、一緒に生活する以上は最悪の場合も想定したうえで検討するようにしましょう。
同棲をするなら、結婚を前提に考えるべき
この記事では、結婚前に同棲する際のメリット・デメリットについて紹介しました。
一通りご覧になった方にはわかると思いますが、同棲するうえでのメリットはあまり多くありません。
一方で結婚を前提としているカップルの場合、
- これから先一緒に生活しても問題ないかどうか、最終的な判断をしたい
- 結婚準備のために、少しでも一緒にいられる時間を増やしたい
といったリスク回避の点で考えれば、これ以上なく有効な手段になります。
二人暮らしをするのであれば、事前にお互いの結婚の意思を確認し、双方の両親にもきちんと挨拶を済ませたうえで検討することをオススメします。