一緒に生活し始めてから、相手の嫌なところばかり目についてイライラ…。
そんな経験をしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく二人暮らしを始めたのに、お互いに疲れを感じてしまうのは辛いことですよね。
そこで今回は、イライラを感じてしまった時に喧嘩にならないようにするためのポイントについて紹介したいと思います。
イライラを感じてしまうのは、悪いことではない
こんなふうに自分を責めてしまっていたりはしませんか?
同棲相手に怒りを感じてしまうこと自体は、決して悪いことではありません。
なぜならどんなに親しい仲だとしても、相手は所詮他人だからです。
全く別の環境下で育ってきた人間である以上、当然自分とは異なる「普通」や「当たり前」の感覚を持っています。
にもかかわらず、お互い協力して一緒に生活していかなければならないのですから、認識のずれに苛立ちを感じてしまうことも仕方のないことなのです。
大事なのは、落ち着いて相手に「伝える」こと
相手とより円満に過ごすために大切なことは、怒らないようにすることでも、イライラを抑えて我慢することでもありません。
あなたがなぜ・どの部分でイライラしたのかを理解し、落ち着いて相手に伝えることです。
苛立ちを感じてしまったのも、
- 相手のことが心配でつい…
- 一緒に協力して生活していきたいと思っているから…
このように、元をたどれば根本にあなたの感じる思いがあったはずです。
そのうえで、「具体的にどうしてほしいか」といった部分を相手にしっかりお願いするようにしましょう。
他ならぬあなたからの頼みであれば、相手もきちんと聞き入れたうえで、どうすべきか一緒に考えてくれるはずです。
逆に、
- なんで~しないの!
- 前も~って言ったのに!
- だから~はダメだ!
のような、相手を責める言い方や、何故それが嫌か伝わりにくいような内容はNGです。
相手に何かを伝える際は、「今あった出来事に対して」「どう思っているから」「こうしてほしい」といった構成を意識して話すようにしましょう。
カッとなってしまった時に怒りを抑える方法
一度イライラしてしまうと、冷静になり切れず相手にあたってしまうこともありますよね。
なるべく喧嘩に発展してしまわないように、この先ではとっさの苛立ちを抑えるポイントについていくつか紹介したいと思います。
一瞬だけ、怒りを我慢してみる
たった5秒で大丈夫です。相手に何かを言おうとする前に、少しだけ口を閉ざしてみてください。
それだけでも「思わず言ってしまった…」といったような、咄嗟の言動は回避することができます。
また、その間に考えを整理したりすることで、少しだけ冷静さを取り戻すこともできるかもしれません。
怒りというのは、最初の数秒がピークです。
まずは喋りたい気持ちをグッと堪えて、ほんのちょっぴり我慢することから始めてみましょう。
怒りをぶつけてしまった後のことを考える
少し我慢してみても、「怒りがおさまらない!」となってしまうことはあると思います。
そんな時は、怒りをぶつけた後のことについて考えてみてください。
感情に任せて物を言えば、確かに苛立ちは収まるかもしれません。
でも相手は傷つくでしょうし、その言動がきっかけで仲が悪くなってしまう可能性もあります。
怒りは感じていても、「この先一緒に居づらくなるのは嫌だな…」という思いはどこかに残っているのではないでしょうか?
そこまで考えられれば、もう闇雲に「何でもかんでも言っちゃえ!」とは思わなくなっているはずです。
感情的になりそうなときは、
- この先一緒に居づらくなってしまったり、同棲が終わってしまっても大丈夫か
- 逆に相手に助けられたり、感謝するような出来事は今までになかったか
上の2点を意識して思い返してみるようにしましょう。
距離を置いて、一人の時間を作ってみる
相手を傷つけたくはないけど、どうしても怒りがこらえきれない…。
そんな場合は、いっそ相手から距離を離すのも一つの手です。
口論の途中であれば、「ちょっと今は冷静に話せそうじゃないから、しばらく一人にさせてほしい」と相手に素直な気持ちを伝えてみてください。
途中で相手の前から姿を消すことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、逃げることは決して恥ずべきことではありません。
大切なのは、お互いがきちんと落ち着いて話し合えるような状態まで持っていくことです。
「これ以上傷つけたくないから」と相手にきちんと意思を伝えれば、向こうだって嫌な気持ちはしないはず。
この先一緒に生活を続けていくためにも、時には距離をとる必要があることも覚えておきましょう。
イライラを抑えこまず、伝え合うことでより良好な関係に
この記事では、イライラしてしまっても喧嘩にならないようにするためのポイントについて紹介しました。
同棲相手に苛立ちを感じてしまったからといって、それ自体は決して悪いことではありません。
あなたと相手との間に良好な関係が築けていないからというわけではなく、他人と生活する以上誰しもが通る道です。
イライラを我慢して溜め込んでしまうのではなく、きちんと相手に伝えることでよりお互いの理解を深めあうようにしましょう。