賃貸でもできる!家具の転倒&落下を防ぐ地震対策グッズ5つを紹介

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近年では熊本や北海道の地震など、いつどこに居ても安心できないような状況が続いていますよね。

気象庁の被害想定よると、南海トラフ巨大地震が発生した場合、西日本のほとんどで震度5以上の規模が想定されるのだとか。

部屋を傷つけないためにも、日頃からしっかりと地震対策を行っておくことが大切です。

そこで今回は、賃貸でも使用可能な家具の転倒&落下防止グッズについて紹介したいと思います。

地震対策って本当に必要?

本題に入る前に、少し私の身の上話をさせてください。

私は以前東日本大震災を経験しており、震源地付近ではなかったのですが実家も少なからず被害を受けました。

混乱や渋滞で隣の市までの帰宅に3時間近くかかったり、食料品の売り切れが続出したり…というのも大変だったのですが、何より一番困ったのが実家の食器棚の中身が落下し全部割れてしまっていたこと

掃除や食事はもちろんのこと、震災直後そこに誰かいたとしたら…と考えると、本当にゾッとしました。

ふみ
結果的にはみんな無事だったのでよかったです!

普段は意識することがなくても、日頃の防災対策がいざという時自分の身を守ってくれるかもしれません

何事もやっておくに越したことはないので、今のうちから少しずつ対策を見直しておくことをオススメします。

賃貸でも使える地震対策グッズ5選

ふみ
対策っていっても、賃貸だから床や壁に穴はあけられないし…どうすればいいんだろう?

地震が起こった時に一番怖いのは、やはり大型家具の転倒や中身の落下ですよね。

最近では賃貸でも使えるような地震対策グッズが多数取り揃えられています。

なかには100円ショップで買えるものもあるので、よかったらぜひ取り入れてみてください。

突っ張り棒で大型家具を固定する

食器棚や本棚など、天井が近い大型家具の場合は突っ張り棒で対策するのがオススメです

ふみ
私の家でも使っているのですが、どうやらこのタイプは正しく使わないと逆効果になってしまうらしいんです!

突っ張り棒を使用する上では、「家具と天井の接地面」と「設置する向き・位置」に注意して取り付ける必要があります。

家具・天井面の強度確認

天井にしても家具にしても、頑丈な部分とそうでない部分とが存在します。

特に、天井の場合は下から押し上げる力を想定して作られていないため、強度の弱い部分に設置してしまうと天井を突き破ってしまう可能性があるのです

突っ張り棒を装着する前には、必ずノックするなどして構造の確認を行っておくようにしてください。

もし不安であれば、間に丈夫な板を挟むなどして対策すれば問題ないそうです。

ただしその場合でも、板と天井との間に隙間ができないよう十分注意してください。

設置する向きと位置

突っ張り棒は、正しい向きと位置に取り付けることで初めて効力を発揮します。

家具が倒れるシーンを想像してみてください。最初に奥側が浮き上がってくるはずですよね。

そのため設置する時も、壁側いっぱいに突っ張り棒を寄せるようにして装着してください

また、接地する向きも重要です。取り付ける際は転倒方向に対して、接地面が縦になるように向きを揃えましょう。

家具の下にストッパーを設置

家具の転倒を考えるうえでは、まず奥側が持ち上がらないようにすることが大事です。

天井との距離が空きすぎている場合は、ストッパータイプの対策グッズを活用すると便利です。


このタイプの製品は、手前側の床面に挟むことで、後ろ側に家具を傾かせて転倒を防止してくれます。

また僅かではあるものの奥側に重心が行くため、引き出しの滑り出し対策としても有効です

厚みも1cm程度のものが大半なので、家具の傾きが気にならない方はぜひ一度検討してみてください。

キャビネットストッパーを活用

いくら家具の転倒を防止しても、食器や本など中身が落ちてくる状態のままでは危険ですよね。

いざという時のために、キャビネットストッパーを活用して開き戸の対策も行っておくようにしましょう。

ふみ
見た目と使い勝手は多少悪くなりますが、やはり落下防止にはこのタイプの対策グッズが一番効果的だと思います!

食器棚シートで滑りにくく

食器棚の中だけでなく、引き出しにしまっている食器類の破損も防ぎたい…という方は、食器棚シートを活用するのがオススメです。

裁断が容易なため、本や調味料など食器以外の滑り止めとしても応用がききます。


自分の身を守るのも大事ですが、今あるものが壊れないようにすることも同じくらい大切ですよね。

地震によって失うものが少しでも減るように、できることから取り入れていくようにしましょう。

耐震パッド

以前被災した方の中には、テレビが倒れて破損してしまい泣く泣く廃棄した方もいるそうです。

ディスプレイ系の家具は値段が張るうえ、繊細なので特に転倒が怖いところ。

突っ張り棒やストッパーでの対策が難しい家具の場合は、ぜひ耐震パッドを活用するようにしてください


耐震パッドを買う際のポイントとしては、「震度7対応」の製品を選ぶようにすることです。

最近では南海トラフ巨大地震に備え、耐震度が高めのものも多数取り揃えられています。ぜひ一度検討してみてくださいね。

いざという時に備えて、日頃からきちんと対策を

この記事では、賃貸でも使用可能な地震対策グッズ5つについて紹介しました。

これらの製品を取り入れることで、当然部屋の外観に影響してくるものも多数あります。

「見た目がおしゃれじゃないから、ちょっと…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし日頃の対策が、いざという時に自分や大事な人の命を危険から守ってくれる可能性があります

備えすぎて損をするということはありません。この記事が、少しでも皆さんの防災対策の後押しになれば幸いです。

公開日:2020年12月1日