賃貸での防犯対策はどうすればいい?部屋探しの際に見ておくべき5つのポイント

特に女性の方にとって、賃貸を借りるうえでセキュリティ面に気をつかう方も多いのではないでしょうか。

空き巣やストーカー被害など…もし何かあってからのことを考えると、部屋を探す段階で最大限対策できる部分は考慮しておきたいですよね。

「この部屋を借りれば絶対安全!」とまでは言い切れませんが、いくつかのポイントを抑えておくことで防犯性をグッと高めることができます。

そこで、今回は防犯対策を考えるうえで、部屋選びの際に見ておきたいポイントについて紹介していきます。

賃貸物件を借りる前に!防犯性を高める5つのポイント

ふみ
あんまり予算がないから、防犯対策バッチリのお高めマンションとかは難しいと思うんだけど…それでもできる事ってあるのかな?

ご安心ください!

この先で紹介するのは、一般的な家賃相場の物件でも十分クリアできるような項です。

どれもササッと確認できるものばかりなので、ぜひこの記事を参考に部屋選びをしてみてください。

3階以上の部屋かどうか

空き巣やストーカーといった侵入被害に対しては、階層の高い部屋を選ぶことが有効な対策方法の一つです。

単純に考えても、1階よりも2階・3階の方が窓からの侵入や覗き見は難しくなるはずですよね。

また警視庁の調査によれば、住宅における侵入被害のうち6割以上が窓からの侵入になるのだとか。

【出典】令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況 – 警視庁ホームページ

つまり、窓からの侵入ができなければ半分以上の被害は防いだも同然になるのです。

もちろん、階層が高ければ高いほど防犯性は高くなるので、家賃との兼ね合いを見つつ検討してみてください。

TVモニター付きインターホンがあるか

特に、在宅ワークなどの家で過ごすことが多い方であれば、絶対にテレビモニター付きインターホンがある部屋を選んだほうがいいです

というのも、日中はセールスマンや宗教勧誘といった「アポなし訪問者」が来ることがあるためです。

ふみ
私も以前一人暮らしをしていた時に、そういった訪問が何度かありました…。

また、宅配業者や作業員になりすまして、犯罪をしようと乗り込んでくる人がいる恐れもあります。

それらを回避するためは、ドアを開ける前に相手を確認したうえで、身に覚えのない客であれば「出ない」といった選択肢をとることが非常に重要です

覗き穴でも確認はできるのですが、近づくまでの足音や穴から漏れる光の加減で、居留守がバレてしまう可能性もありますよね。

また、オートロックの共用玄関がついている物件の場合だと、チャイムが鳴っても相手が誰だか判断できずに応対しなければならないことも。

そういった危険性を避けるためにも、部屋探しの際はTVモニター付きインターホンがあるかどうかを確かめておくようにしましょう。

玄関の鍵がディンプルキーかどうか

空き巣やストーカーといった被害を防ぐためには、不在時に侵入されないようピッキング対策を行うことも重要になります。

そのためには、よりピッキングしにくく合鍵が複製しにくい鍵を使うことも手の一つです。

鍵には様々なタイプがありますが、その中でも特に防犯対策に向いているのがディンプルキー。

ディンプルキーとは、鍵の表面に深さや形の異なるくぼみ(ディンプル)がついている鍵のことを指します。

一般的な鍵(ディスクシリンダーキー)との主な違いは、側面にギザギザがついているかどうかといった部分です。

ふみ
これなら見たことある気がする!でも、どうしてディンプルキーだと開けにくいの?

ディスクシリンダーは、刻みの側面方向に対して両方からピンを当て、「位置」と「深さ」が一致しているかどうかで鍵が回るようになっています。

一方で、ディンプルキーは様々な角度からピンを当てることで、くぼみ(穴)の深さや大きさ・角度などが合うかどうかを確かめているのです

一般的に、鍵のピッキングはピンの数が多いほど難易度が高くなると言われています。

そのため、部屋探しの際は「借りたい部屋がディンプルキーがどうか」といった部分まで確認しておくようにすることをオススメします。

周囲の環境や治安は良いか

侵入者が一番恐れているのは、おそらく犯行の現場を誰かに目撃されることですよね。

昼夜問わず人気が少なかったり、街灯がなく夜でも明かりが灯らないような立地環境だと、当然侵入・窃盗といった危険性も高まってくるはず。

なので、賃貸物件が接している通りの通行量や、近くにコンビニがあるかどうかといった治安は非常に重要になってきます。

ただし、大通りが近くにある場合だと騒音が聞こえやすい」といったデメリットも持ち合わせていますので、内見の際は部屋の防音性も気にするようにしましょう。

共用部が管理されているかどうか

ゴミ捨て場や駐輪場など、共有スペースの管理が行き届いているかどうかも重要なポイントになってきます。

たとえば、

  • 郵便受けの周囲にチラシが散乱している
  • 駐輪場が無断駐輪の自転車であふれかえっている
  • ゴミ捨て場にゴミが散乱している、清潔でない

こういった物件を見た場合、一般的には「管理が行き届いていない建物」といった印象を受けますよね。

すなわちセキュリティに対しての意識が低い、もしくは住民の民度が低いため侵入しやすい物件だと判断される可能性がある、ということになります。

ふみ
たしかに、清掃とか行き届いている物件よりは荒れている物件の方が、「侵入しやすそう!」って思っちゃうかも…。

防犯性を高めるうえでは、周りの環境にも目を向けて侵入のハードルを高めておくことも必要です。

内見の際は、ぜひ共用部分も確認したうえで借りる・借りないの判断をするようにしてください。

部屋探しの際は、セキュリティも意識するようにしよう

この記事では、防犯対策を考えるうえで、部屋選びの際に見ておきたいポイントについて紹介しました。

事前にきちんと部屋の防犯性を確認しておくことで、入居してからも怖い思いをせず安心して日々を過ごすことができます。

ぜひこの記事を参考に、お二人にとって納得のいく部屋選びができるようにしてくださいね。

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